おきにいり奇譚

80-90年代からヴィジュアル系までおきにいりを描き散らかすイラストブログです。

ドラマ回顧録『世界で一番君が好き!』(1990年)

※noteからの流用記事です

FODに登録したからには、トレンディドラマを観るしかねえ!ということで今回チョイスしたのは、1990年放送の『世界で一番君が好き!』。選んだ理由は、浅野温子主演のドラマを観たことがなかった&工藤静香が出演していることの2つでした。

ちなみに今まで観たことがあるのは『君の瞳をタイホする!』と『素顔のままで』です。もともとそんなに連ドラを観るほうでもなく、当時の雰囲気が好きなわりに全然観ていないのですが、上記2つは完全に出演者で選びました(工藤静香中森明菜)。というわけでトレンディドラマについてはほぼ初心者です。関係ないけどこの時代のドラマって末尾に!がつくのが多くてややこしや。

 

テキトーあらすじ紹介

遠距離恋愛の彼氏にフラれ新幹線で東京に帰るOLの向井華(浅野温子)。そのとき乗り合わせた公次(三上博史)にビールを吹きかけられて喧嘩になり、なぜか万吉(布施博)に一目惚れされるというカオス。←そんなことってある? 東京に帰ってからは職場の同僚たちも巻き込み、複雑な人間ドラマが繰り広げられるドタバタラブコメディ。

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基本肩パッドもりもりのファッションですが、浅野温子がスタイル抜群なので案外違和感がない。

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そうそう、このドラマの主題歌がLINDBERGの「今すぐKiss Me」なのですが、登場人物が物思いにふけるちょっとアンニュイなシーンになると、この曲のサックスバージョンがしっとりと流れるのがウケる。

トレンディドラマといえば男女複数の間で複雑な人間模様が繰り広げられるのが定石ですが、にしたって恋の始まりが唐突すぎてツッコミが追いつかない!

お金はかかっていても中身はそんなにないところが、なんとも言えないこの時代のケーハクさが出ていてとても好き!(もちろん当時のドラマの中にもストーリーを重視した作品はあると思いますが、トレンディドラマというジャンルにおいてはそれほど重視されていないような印象を受けた…)

今のところキュンとするポイントはないですが(ないのかよ)、この時代のエンターテインメント業界の勢いがなんとなく伝わってきて、明るい気持ちで観ることができます。

娯楽=テレビという時代のハッピーであっけらかんとした元気さの象徴、それがトレンディドラマなのかな。果たして浅野温子はどの作品でも1人で大騒ぎをするのか? 他の主演作品も観てみたいと思います!